…というのに、日曜、ふらっと行ってみたのでした。
実は本当は、いわきに行きたかったのですね。でも、どう頑張っても、着いたらのんびりもできずに帰らないと日帰りが難しい。
で、たまたま福島駅前でこういうイベントがある、ということで行ってみたのです。福島駅なら新幹線でチャっと行けるんで。
福島駅に降り立ったらアナウンスが「ふくしまにおいでくださりありがとうございます」って言ってた。いえいえこちらこそどういたしまして。
小雨降る中でしたが、すでに始まってまして、ギター演奏聞きながら会場で芋煮とおにぎり食いました。
で、タイムスケジュール見ると、「知られざる歴史探検まち歩き」なるものが。
この辺の歴史は全然知らないので、ちょっと参加してみるかと思い立ち、後ろ髪ひかれながらもいったん会場を後にする。何しにって? コラッセふくしま行って買い物しとくんだよ!
…で、買い物から戻ってきてから、まち歩き申し込みしたんですが…大変だった!
私、福島駅周辺の地理地名全然わかりません。歴史も全く持って明るくありません。
そういう人間が参加するには、あまりに内容が高度…おおう全然ついていけないよどうしよう(泣)ってなりました。どちらかが詳しければついて行けると思う内容なのですが、自分両方ともダメだったからなあ(涙)。
また、これは旦那に聞いたら「そういうの聞いたことない」って言われたんですが、講師の方がおっしゃる「道をきった」という表現がわからなくて…後から考えると文脈からしたら「道を作った(か、つなげた)」という意味のようなんですが、文字通り「(ここで)道を切った(というか途切れさせた)」という意味だと思って聞いてたから、しょっぱなからものすごい混乱して、以後ずっとテンパってました。
話の内容は(後で頭を必死で整理した結果)「昔の地形や城の位置、町のつくりの名残がこんなところに」という話で、講師の方が特に説明もなく話す地名や歴史などの意味や背景(話しぶりからしたら、おそらく地元の人や歴史に興味ある人なら知ってて当然であろうこと)がわかりさえすればすごく面白かっただろうなと思うだけに、すごく残念…ていうかおのれの無知が無念です…。
当初聞いていた予定時間を超えてたため、会場に戻ったら、もうラストの曲になってて(タイトルなんでしたか…♪オーハビーデー…っての)、出店もあらかた閉まってて、色々と打ちのめされた感じで福島を後にしたのでした…。
そんな私が、イベント見てて、ちょっと思ったこと。
そんなに震災のことを話に出さなくてもいいんじゃないかな、って思った。
もしかしたら元から「震災を忘れないように」みたいなテーマのあるイベントなのかもしれないけど、回って見てた感じ、いっそもうキッパリハッキリ震災関連はなしにして「単に福島駅前で福島の面白いこと見せたいだけです!」ってテーマでも十分成立するんじゃないかな、って気がちょっとしたのです。
むしろ、個人的にはその方が気兼ねなく参加しやすい、ってちょっと思いましたすいません。
時期的に、震災のあった日に近いわけだから関連なしにするのも難しいとも思うのですが、震災を感じ続けるのも少々しんどい気もして…。
宮城に転居してから、震災との距離の取り方にまだ慣れてない気もちょっとしてます。
自分は宮城の震災当時のことは詳しくないし、福島から離れたことで自分が体験した震災のその後が微妙にピンと来なくなってきてて、結果、宮城からも福島からも宙ぶらりんな感じというか。うまく表現できません。
幽玄さんの漫画のネームが2本ほど同時進行してるのも、その辺のもやもやを解消しようとしてるからかもしれません。