例によってバタバタしてます。身体もあちこち痛いですが、どんなときでも漫画は読んでます(苦笑)。
最近買った2冊。
偶然ですが、どちらも「歴史上の偉人の力を借りる」漫画でしたので並べてみた。
後藤逸平「ハイファイクラスタ」1巻。
才能ラベルでお手軽に能力をダウンロードできる未来で、歴史上の偉人の才能をダウンロードできる特殊なラベル「Hi-Fiラベル」を使いながら違法ラベル犯罪に立ち向かう「六攻特課」の面々の活躍…というか日常…を描いた少年漫画。
…久しぶりに、ガッツリはまってしまいましたですよ。
「どんな才能を持ってるかより、才能を使って何をするか」がテーマの一つ(たぶん)で、主人公(?)の十五条ぺーた君は、普通の才能ラベルもうまく使えずにいたのが、偶然手に入れたソクラテスのHi-Fiラベルや六攻特課とのかかわりで、少しづつ成長してく、みたいな話…後半目立ってきてない気がするんだけど(汗)。
また、個人的に一番好きなキャラクターの岡田ヘクト君は「聖徳太子のHi-Fi→10人の話を同時に聞き分けられる同時並行処理能力→10人分の手のメカを同時に操って敵をボコボコに(ただし最大3分まで)」っていう、ちょっとナナメな才能の使い方するのが楽しい。
表紙のお兄さん(貫寺晃作、六攻特課の課長)がなかなかいい台詞を決めてくれるところも好き。ただ、先も「日常」って書いたけど、犯罪に立ち向かう割に緊迫感とかはあんまりない話(少なくとも1巻では…)なので、これからどうなるか、2巻が楽しみです…てか、続く…よね?(汗)
もう一冊、青柳碧人原作・長谷垣なるみ漫画「利根川りりかの実験室(ラボラトリー)」1巻。
私が買うには珍しいほど、王道の少女漫画です。
科学者の娘だけど科学大っ嫌いの主人公・利根川りりかが、謎の美青年科学者・アルキメデスから、古今東西の科学者を召喚できる不思議なフラスコをもらい、呼び出した科学者やアルキメデスと一緒にいろんな事件や謎を解決していく物語。
少女漫画らしく恋がからんできますし、科学者たちも少女漫画仕様ではありますが、科学の部分も偉人の功績についても出てきます。科学や理科をエンターテインメントに、という原作者の思いがあとがきにありましたが、あんまり科学的な思考できてないおばちゃんでも面白く読ませていただけました。
漫画を描かれてる方が福島出身の18歳、しかもこれが初連載・初単行本ってことで新聞で紹介されてたのを偶然読んで興味を持ち、本屋探してみたのです。色々読んでみるモンです。
(蛇足だけど、作中でりりかが見た夢が、震災ぽく見えて個人的に気にしてしまう。なんか災害が関連してきてしまうんだろうか…漫画とはいえ、ただの夢のままであってほしいとちょっと思ってしまう)
とりあえず、最後の話でのブンゼンさん(バーナーを今の形に改良した科学者だそうです)があの事件をどう解決するのかが気になる(前編までしか載ってない)ので、2巻楽しみです。
偶然ながら、どちらにもニュートンが出てきます。同じニュートンでここまで違うもんになるか、ってくらい違いますんで、読み比べるのも悪くないかと思います。
もしかしたら、2巻も同じ時期に出るのかなあ。楽しみです。