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「小さなひしゃく」亭・ロビー

三月やよい個人創作漫画サークルのブログ。 漫画からイラストから、園芸から料理やなんかまで、無軌道な創作の記録(汗)。

帯でみるパブ・シリーズ

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帯でみるパブ・シリーズ

某アカウントで、「文春翻ミス復刊」というタグが流れてきまして。
文春といったら、自分の場合はグライムズのパブ・シリーズしかないのです。
というわけで、昨日からすっかりグライムズ熱に火がついちゃって、原稿が全然進まないのであります(いいわけ)。某アカウントでも吐き出したけど、まだ足りない!
なので久しぶりに、グライムズ記事です。写真多くて長いよ!

あと、過去記事探すのめんどいから「クイーンとグライムズ(好きなもの別館)」カテゴリ作っちゃったよ!
完全に原稿やる気ないよね自分!(コラ)

※追記
ブログで見てみたら、あんまり長いのと、興味ある人少なそうな話題(今更)なので、畳むことにしました。
見てもいいよ、という方は、「つづきはこちら」からどうぞ。








グライムズに限りませんが、自分は比較的、本の帯をそのままにしとく方です。
ただし、「きれいに残そう」という意識はありませんので(苦笑)、状態は極めて悪いです。
ではありますが、古本屋等ではなかなか見られないものでもありますし、写真撮ってここに公開する次第であります。

残念ながら、「<禍の荷を負う男>亭の殺人」「<化かされた古狐>亭の憂鬱」は、もう帯が残っておりません。


一応、表紙と合わせてみる方が雰囲気出るかな、と思い、帯を付けた状態で撮影してます。

※注意
右の本は、裏表紙側の帯を見せるために、とりあえず高さの同じくらいな本を置いてあります(さすがに各2冊とかは持ってない^_^;)。
なので、「あらすじが違うぞ」とか怒らないでくださいまし。別の本ですので。


というわけで、3作目からどうぞ。タイトル横の数字は文庫本の発行年です。

「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察(1986)

だいぶ焼けちゃっております。
このころは帯の背表紙側にもあおりが入ってます。写真だとさすがに見えにくいので…

 新ベッドタウンの村からロ
 ンドンに飛び火した怪事件

 
となってます。(改行原文ママ)


「悶える者を救え」亭の復讐(1987)

自分はサム・スペードものを読んだはずだが覚えてないので(え)、このあおり文句があってるのかどうかわからない。好きものこそのひいき目かもしれんけど、正直、読んでみたらマキャルヴィ本部長って説明のしようがない気もする。
色味の関係で読みにくいので、書いておくと…

 サム・スペード気取りの
 ハードボイルド田舎刑事と
 張り合うジュリー

背表紙は、

 アメリカかぶれのハードボ
 イルド刑事と張り合う警視

です。(改行原文ママ)


「エルサレム」亭の静かな対決(1988)

背表紙のあおり文句消滅。ちと寂しい。
あおりのように確かに警視はいきなり恋をするわけですが、警視が恋しない話ってどっかにありましたっけ?(こらこら)
ちなみに裏表紙側の既刊リストの前の台詞は、

 このシリーズも好評のうちにもう5冊目です

…です。
好評…素晴らしい言葉です。


「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑(1989)

このころはまだ若やいでたジュリー警視(そんな言い方ない)。
既刊リスト前の一文は

 マーサ・グライムズの面白さはクセになる


「独り残った先駆け馬丁」亭の密会(1990)

表紙側の一番上は

 好評<パブ>シリーズ

裏表紙側の一番上は

 これだけ揃うとタイトル当てクイズができそう

…です。
後者の一文は、覚えておいてください(意味深)。


「五つの鐘と貝殻骨」亭の奇縁(1991)

でかでかと書かれる「著者来日記念」…そんな時代もありました(遠い目)。
表紙側の一文は、

 夜霧濃いテムズの川岸
 警視の心 千々に乱れる

…警視の心がかき乱されないことってありましたかと(しつこい)。
裏表紙側の白抜きされてる一文は、

 パブと
 殺人
 英国
 風味

…でした。(改行原文ママ)


「古き沈黙」亭のさても面妖(1992)

他になんか書くことなかったのかと小一時間、いや、まあ確かにその通りなんだけどさ…。

ちなみに裏表紙側ですが、

 何べんとってもうまく写せない…

題名クイズになってます。
さきの帯で「できそう」とは言ってたけど、まさか本当にやるとはだよ!


「老いぼれ腰抜け」亭の純情(1993)

うん、そうだね、婚約指輪買ったよね…。


「酔いどれ家鴨」亭のかくも長き煩悶(1994)

日本での発行順にだしてますので、これはこの順番なのです。
ちなみに、この前に、シリーズものでない「桟橋で読書する女」が出てます。(裏表紙側にもでかでかと出ておりますね)一応これも写真は撮ったけど、まあ今回写真多いので割愛。
だけど、「桟橋で読書する女」が帯に出たのは、これが最初で最後だったりします…。

 シェイクスピアゆかりの地で
 たっぷり謎とき

という微妙な一文が付いております。
ちなみに、裏表紙側の既刊は全部書かれていて、このころは一応どれも絶版にはなってなかったのね、と思われる。


 「乗ってきた馬」亭の再会(1996)

以前ちらっと書いた気もするけど、この地味すぎる帯はなんなの。やる気が感じられない。
裏表紙側の既刊の前のあおり文句すらないですよ…。
あまりのことに、帯にシミついてるですよ(お茶こぼしたよゴメン)。
「お待たせしました」って書いてるけど、毎年1冊のペースで出てたのに、これは出たの2年後なのである。マジで待たされたのである。


「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影(1998)

前回から打って変わって、あおり文句が比較的名調子。

 ご存じ
 <パブ・シリーズ>

 虹の根っこには
 黄金の壺か事件の鍵か
 ジュリーは魅惑の地
 サンタフェに向かう

個人的にはこのあおりが一番好きであります。
ですが、これが日本での翻訳の最後であります(涙)。
裏表紙側の既刊リストから、「化かされた古狐」亭、「悶える者を救え」亭、「エルサレム」亭が消えております(泣)。



…とまあ、こんな感じであります。
本当に復刊されるといいなと、ささやかながらエールを送りつつ、でも復刊されたら既刊での和田誠さんの素晴らしい表紙ではなくなるんだろうなあと一抹の寂しさを感じながらも、でもやっぱり「パブシリーズいい(・∀・)!」って人が増えてくれたらと願うのであります。

…原稿(滝汗)。
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プロフィール

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三月やよい
性別:
女性
自己紹介:
行動がついていかない春生まれ。
北海道出身。結婚後福島県→宮城県。
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