平岩弓枝「西遊記(上)」をようやく読み終わりました。
偶然毎日新聞に連載されているこれを読んで、なんか妙に続きが気になってたわけです。
で、本が出ているのは知ってたのですが、ハードカバーでもあることだし、とあることが達成できたら買おうと思っていたわけです。
で、めでたく達成できたのでさっそく購入したと。
自分は原作を読んでませんので、詳しいことはわからないのですが、有名な「遠くまでいったつもりがお釈迦様の手の平だった」なシーンとかが無かったりするので、多少は作家さんの変更があると思われますが、面白いです。三蔵と悟空の心の交流がていねいにつづられていて、確かに「美しい西遊記」です。下巻早く出ないかなあ。
で、ふと、「パタリロ西遊記」は、あれだけムチャクチャ色々盛り込みながらも原作に沿った話だったんだなあと思いました(すみません…)。
ところで、自分が三蔵の弟子の中で、一番よくわからないのが沙悟浄です。
ドラマでの岸部シロー(…古い。今のドラマのウッチャンも見てますが)のイメージのせいか、カッパ? というイメージがあるのですが、どうも話によって一番差が多いような気がします。この小説でも、一番普通の人っぽい(というか、元は漁師の倅で、地上界の者だったとのこと)。パタリロ西遊記では軍人気質な人だったし、三獣士(ご存知の方いらっしゃるとうれしい。田中加奈子のジャンプの漫画)では3人中一番美しい男だったしなあ。そういやドラゴンボールだと誰か悟浄の役どころに当たってたのかな。
なんかの本で「実はカッパではない」というような記述を読んだか聞いた気もするけど、思い出せず。うーん。
いつか、原作を読んでみたいなあと思いつつ、巻数の多さにちょっと尻ごむ夏の日。
ところで、悟空や悟浄が一発変換できないのを始めて知りました。なんとなく意外だ。