私家版「コミックFantasy」10号が届きました。
以前、商業誌として出ていたコミック誌ですが、休刊となり、その後同人誌として復活したものです。
年2冊発行で、今回10号記念として短歌の公募とかもしてました。めでたや、めでたや。
商業誌時代の前身「コミックMOE」から買ってるわけです。
たぶん、一番長く買っているコミック誌で、一番読みたいマンガが載ってる雑誌で、一番最初に自分の漫画をちょっぴり認めてくれた雑誌(商業誌時代に一度、最終選考まで残ったことがある)なのです。大事なわけです。
でも、商業誌後半あたりから、複雑な気分になってきました。
私家版になってから、その傾向は一層強くなって、未だによくわかりません。
面白いと思っているのです。でも、自分ひとり集団から外れてるみたいな感じです。なぜか入っていけません。
なんなのかな。自分でも説明がつけられません。
ワンアンドオンリーでありながら、作者間・読者間の影響やつながり具合を強く感じる漫画群に、自分は入ってはいけないのではないか、入る資格がないのではないか、という恐れを持っているのでしょうか。
今号も、10号記念で嬉しいし、短歌も漫画も面白いのですが、やっぱりなんだか遠い。
そのせいか、森雅之先生の「そんな夢」が妙に沁みました。
うーん。なんだ、単なるさびしんぼうか自分。
追記:
先のコミティアで、今回コミファンに漫画掲載されている奇観鳥(きみどり)先生の本を買わせていただいていたのですが、それを読むときは、あのなんというかな気分にならずに、毎回しみじみ楽しめます。
なんだろう。集団になることで無意識に見方を変えてるのかな。不思議だ(自分が)。