凹みをこじらせたせいか、寒くなってきたからか、最近の気力体力の低下はちょっとひどい。
本当は今日、コミティアがあり、せっかく休みになったのだけど、行ったはいいが帰ってこれない、とかなりそうだったので断念。うーあー。あれ気になるー。でも行ける自信ない…。
同じ理由で、郡山や水戸まで行かなきゃいけなかった映画「探偵はBARにいる」も、見に行けなかったんですが、偶然、10/29からいわきでも上映開始、ということがわかりました。
ま、まじですか…!?
いわき駅前なら、行ける! 上映何時から? …昼と夜1回づつ?! 危なかった(汗)。
…というわけで、行ってきました。
…パンフレットは「入荷予定はありません」と言われたorzので、チケットと、うちの文庫本で。
ちなみに、上にチラッと写ってるのは、映画館近くのラトブ寄ったときに衝動買いした魔夜峰央「May探偵プリコロの狼狽」…妙に大ゴマ大きめな絵だなあと思ったらWeb連載なんですね。Webならこの方が見やすいと納得。
松田龍平が高田センセという時点で原作と切り離してみた方がいいんだろうなあと思いながら行きました。
以下、ネタバレ上等の感想につき、たたみます。
それでもいいよという方だけどうぞ。
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大泉さんも好きだけど、自分、そんなに札幌が凄く好きなのかなあと。
気づいたら、背景に目をやってる方が多かったかもしれん。
ススキノそんなにいったことないけど、やっぱりニッカのネオンみたら胸がキュンキュンする。
ススキノ以外でも、あのムダに雪しかない原っぱとかさ、路面電車とかさ、古い集合住宅とかさ、デカイ荷物しょったおばあちゃん達(情けないことになんていうんだったか思い出せなくてモヤモヤもする)とかさ、雑な雪の降り方とかさ、いやなんかもう。
あ、でも、映画は面白いですよ。
とにかく主人公はひどい目にあいますが(苦笑)それは原作どおりと言えなくもないので。
あと、やっぱり原作と色々違うんですが、自分が「これは残して欲しいけど、ないだろうなあ」と思ってたのが意外に残ってて驚いた。嬉しい。
手記はなかったけど、その手記を読んだ主人公の独白は別のところで使われてたり。
(ちなみに、原作ではこれ。映画でもほぼ同じ独白がありました。
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情けない手記だった。しかし、俺は幸平と晃になんとも言えない同情を感じてしまった。俺たちは、生まれる環境も、生まれる国も、生まれる時代も、自分の体も、自分の脳ミソすらも自分で自由に選べないのに、いきなり生まれさせられて、そして自分の人生の責任を押しつけられる。それで楽しくやれる人間はそれでいいけれど、ついて行けない人間はどうすればいいのだろうか。
(バーにかかってきた電話」文庫版p243~244))
沙織が話す「証拠があるのか」という子どもの話とかもあってよかった。でもその後の拳銃の場面はいらないような(苦笑)。霧島はほぼイメージどおりというか、生前の感じが見れてよかった。
結婚式のラストはしみた。
萩原朔太郎の詩を暗誦する場面もあってうれしい。しかし、あのモンデのメイドは結局何事もなしで気の毒。
てか、それに限らないけど、いわゆる大人向けな場面のエロな感じというかなんというか、ススキノのノリってそんな感じなんかなあ。まあ自分コアなところなんて行ったことないからわからんけどさ。
…これで、タクシーの運転手の場面があればなあ。凄く好きな場面だっただけに残念。
てかさ、晃の両親殺す必要なくない? 可哀想だよー!
小樽で、どうやって呼び出しするんだろうと思ってたら、そうか携帯電話…だよねー。
相田はもうちょっと若いと自分のイメージそのまま。
高田センセはもうちょっと見せ場がほしいところ。(ひいき)でも、これはこれでよい感じ。
それにしても、あの車どっから見つけてきたんだか。次回があったら、買い換えられているんだろうか。
松尾は全然違った…シリーズ作るなら今後どうするんだろうか。
高島政伸が本当にアブナイ人みたいで、ちょっと本気で怖かった。ピアスは、うちの後ろに坐ってた方々は医療用の接着剤だろうと言ってたけど、開けてそうな気がしないでもないけど、どうなんだろうねえ。
モブのなかにオクラホマを見た気がしたけど、スタッフロールでつい背景に目が行っちゃって(汗)、出てたのかどうか見逃した。
雪の積もり方の変遷が、時々?となった気がするけど、具体的に何処が、がよくわからない。なんでそんなこと思ったんだろう。
なにげに沙織の電話での声を出してないのね。自分は筋を知らなかったら、あれが沙織(小雪)の声とわからなかったかもしれません。
なんか、とりとめもないことしか書けませんが。
多少血がバシバシ出たりしますが、面白かったと思います。いけてよかった。
自分は原作読んでるからあれだけど、読まずに行ったらまたそれはそれでいいのかもなあと。
ただ、続きをつくってもらえるかどうか、って考えると…どうかなあ。作ってくれるならまた行きたいですが。
…取り急ぎ思ったことを吐き出したら、頭が重くなってきた。
久しぶりに映画館の音響を聞いたせいだろう、帰りも頭ふらついてた。とほほ。