日々灰色の人生。
なんか色々グチグチ書きたいけど、それすらイヤになるほどの疲労感。
こんなとき、どうしたらいいかしら?
そうだ、美術館行こう。
というわけで、行って来ました。いわき市立美術館。
「いま。つくりたいもの、伝えたいこと。」と読むようです。
いわきで被災した25人の作家の作品と、全国から応募を募った平面作品(あとで書きます)の展覧会です。
ついたら、ちょうど2階で詩人・和合亮一の講演会をやってた。
震災後、テレビやなんかで時々見かけるけど、どうも自分はこの人の言葉のチョイスがあんまり好きくないようなのだ。理由がわからないんで申し訳ない。にもかかわらず、まさか本人を生で見る機会があるとは。
で、自分が着いたときはそろそろ終了、という頃で、最後に自作の詩「決意」(雑誌「MONMO」初夏号に載ってたやつかな、と家帰ってから見直したらそうだった)を朗読したのですが…ううむ、やっぱりこの人の言葉のチョイスは好きくない。でも、読むときのちょっと舞台向けっぽすぎる気もする声の張り方は嫌いじゃないなと微妙に認識が変わりました。ううむ。
展示に関しては…ううむ、なんていうか、自分が予想というか期待してたのとなんかちょっと違った。
なんていうか、もっと怖いもんがたくさんあると思ったんだけど、そうでもなかった。
展示品は、なんだろうな、なんていったらいいんだろうな、へとへとなんだけど、なんかしないではいられないから作った、というか…ううん、うまく表現できない。なんだかなあ。
確かにそれは「いま。」でなきゃできない、「つくりたいもの」で「伝えたいこと」だなあと今は思うんだけど、見てる間はなんだかモヤモヤしてました。
たぶん、自分は怖いものが見たかったんだと思います。珍しく。
泣くほど怖いし苦しいんだけど、どうしたらいいんだかわかんないんだけど、それでもここにいる(か、いなければならない)、みたいな、なんかよくわからないけど高濃度にグチャグチャしたのが見たかったんだと思います。
…わがまま。
見たきゃ自分で描けよ、て感じ。
変な期待しないで、もっとちゃんと見てくればよかったと今は思う。
公募作のほうは、バリエーション豊かで、自分が見たい系に近いのもちらっとあったりして、こちらはこちらで面白かったです。締め切りはヒマワリにまだ除染の希望があった頃もあってか、ヒマワリ多目でした。今応募したら、どうなるんだろうな。それでもヒマワリ多めだといいな。
この公募作品、ええっとなんぼだったかな、確か30何センチくらい四方以内の平面で展示できるオリジナル作、審査なし、というものでした。
だから、絵画でも写真でも、イラストでも詩でも、壁に貼って展示できればOK,ていう。
…実は自分も出そうかなと思ったのですが、こういう公募をしてると知ったのが閉め切り前日だったんですね(泣)。コミティア終了後で色々出し切ったあとだったせいか、全然なにも出来ず、でした。
で、見たら、平面どころか半立体な作品もあり…ていうか、ていうか!
本があった。
え、嘘、本はありなの!? 30何センチ以内だから?!
うぅわ、マジか! だったら漫画出してもよかったんか! いやちょっと!
…実際のところ、自分の漫画出したところで「ふざけんな」て感じだとは思うんだけど、それでもこれはなんか悔しかった。ううん、なんだかなあ。
一階の常設展示(怖いのが見たいと書いたけど、やっぱり草間弥生は苦手だった…)も見て、
ハートのキルト(?なんたっけかな、なんか皆でハートを作って布にあわせていくプロジェクト)とか塗り絵(子ども用コーナーらしい。強制しないで、とか、もしかしたら子どものトラウマ解消のための一環なのかな、て感じの注意書きがあった)とかも見て、帰ってきました。
で、録りだめてある番組を見たら、こういうときに限ってハズレを引いてしまって、やっぱりモヤモヤしながら、漫画の下書きしてました。とほほ。