↑本文とは全然関係ないらくがき。
本屋へ行ったら、仁木悦子「子どもたちの長い放課後」(ポプラ文庫ピュアフル)が出ていたので即買い。
作家の若竹七海さん編集の、子供たちが活躍?する短編のアンソロジーです。
例によって、書籍初収録があるので、ワクワクして読んだら…ちょ、「やさしい少女たち」怖ええ! 初収録で、一番短いんだけど、一番こええ! だって私が主役ならたぶん同じ結末になるよ! このご時世で個人的にこれはシャレになんないよ!
「影は死んでいた」も初収録。いいかどうかはなんともいえませんが、私は好き。到底ムリとわかってるけど、桜井君とのコンビでシリーズ化してほしかったよ…。
「一匹や二匹」とか既読もあるけど、全体的にまあいい感じ。
子どもは純粋無垢な存在、と見せかけて実のところ子どももやっぱり人間ですからこういうとこもあります、という感じの品揃えとなってる気がする。
本当にそういう意図なら、その子ども感は悪くないなと思う。
あと、個人的にショックだったのが、巻末についてるキーワード解説。
なにせ古い小説なので、お金の単位とか色々今じゃわからないことあるので、解説ページがあるんです。
それに、「オバQ」が解説されてたこと。
…マジか! 今の若い子オバQわからんか! なんかすごくショックだよ…。
ちなみに、キーワードのページを旦那に見せたら、「GI刈りも(自分は)解説いらない」と言っていた。
あ、自分はそこは図入りで欲しかったとおもうくらいわかりませんでした(苦笑)。うーんジェネレーションギャップ。
さて次は山田風太郎「警視庁草紙・上」読むかー。