三月やよい個人創作漫画サークルのブログ。 漫画からイラストから、園芸から料理やなんかまで、無軌道な創作の記録(汗)。
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『ナポレオンの剃刀の冒険』に続く、エラリー・クイーンのラジオシナリオ集第二弾。
「<生き残りクラブ>の冒険」は『エラリー・クイーンの事件簿・2』でノベライズされてるので筋は知ってるものの、シナリオバージョンははじめて読みました…ニッキイがムチャクチャなのもそのまま(笑)で楽しい。
「死せる案山子の冒険」も、30分バージョンの「案山子と雪だるまの冒険」を読んだ記憶がある…けど、今回その掲載雑誌を探してみたら見つからず。
あれ~おかしいな…結婚前にだいぶ本を整理したけど、まさかそのときに処分してた(汗)?
しまったなあ、短縮バージョンは1944年放送っていうから、一時間バージョンでは「クイーンさん」、30分バージョンでは「大先生」と書き分けされてるかどうか見る絶好のチャンスが…(自業自得)。
そんなこんなで、全編読んで、未読分すべて挑戦敗退。どうしましょう(泣)。
一巻目に比べて、なんか暗めの話が多いのですが、そこはほら、部長さんとニッキイがいるから、『災厄の町』や『十日間の不思議』とかに比べたら全然凹まずに読めます。
警視やエラリーも、小説に比べて軽めなので、「イメージ違う!」と思う方も多いかもしれませんが、私はこっちの方が好き。元気なエラリーがいい。
『死せる案山子の冒険』を買ったとき、旦那にエラリーとニッキイが…みたいな話をしてたら、ニッキイの出番なくてもいい、みたいなこと言われて驚きました。
どうもニッキイというと『靴に棲む老婆』のイメージがあって、そこのシーラがキライだったようなのです。
うん、私も『靴に~』のシーラはあまり…てか、イメージゼロです。なんか…ニッキイて感じしてない。
私にとってのニッキイって、やっぱり『事件簿』やラジオシナリオのイメージです。
「姿を消した少女の冒険」は、警視と部長さんがギャングの演技するあたり(あの部長さんが警視を叱り飛ばしてるよ!)がなかったら、もの凄く凹む話になってたような気がします。これ本当にラジオでお茶の間に…。
(以下、ネタバレあり)
とはいえ、解決編の、「実の母親が子どもを殺すなんてありえない!」なリアクションには多少違和感…そして、血がつながってないとわかった瞬間の「ああよかった」な感じに更に違和感…どちらにしても残虐な事件と思うんだけど…うーん、なんだかなあ。
解説に載っている、声の出演者の写真(警視役の方だけ顔が欠けてますが…)、あれ警視の方が背が高いとちょっと思ってしまいました。まあ声だけですし。
しかし、部長さんの役をされてた方は有名な方だったんでしょうかね。ラジオドラマの部長さんが原作とちょっと違った感じなのは、この人のキャラに合わせて書かれてたとか…なんてことないか。
パズル的な話についてはまるで語れませんが、キャラクター好きなら間違いなく面白いです。
ああ偶然といえ、丘の上の本屋に行けて、本当によかった。
あ、部長さんがエラリーをなんと呼んでるか、ですが、全編通して「クイーンさん」です。
(「ダイヤを二倍にする男の冒険」p142で「その人生において、今回だけは大先生(マエストロ)もお手上げだ、と。」と言ってはいますが)
解説では第一集は初期の、第二集の作品は中期の要素が多いとのことですが、放送年代は第一集の方が新しいのが多かったりする不思議。
色々試してみてたんでしょうか。
さてさて、これが人気出て、「日本オリジナル・ラジオシナリオ集刊行!」とかならないかなあ。
もっと読みたいです。今まで翻訳した分とかまとめてみたりとか。
昔、E・S・ガードナー『レスター・リースの冒険』『レスター・リースの新冒険』未収録分を探して、図書館で古い雑誌のバックナンバーを読み漁ったこともある私ですが、今はもうそんなエネルギーがないです…。
…うーん、やっぱり脈絡のない文章になりました。
間違いなどありましたら、お教えいただけると嬉しいです。
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