春はしんどい。
こんにちは三月です。
正直なところ新型コロナよりも、今まさに実害こうむってる花粉症がしんどい。とはいえ不安こじらせやすい私ですので、風邪対策と同じくらい、ヒステリックにならないよう気を付けております。
北海道でも発症した方がでて、福島県は感染したダイヤモンド・プリンセス号乗客を受け入れたそうですが、どちらも入院先等の詳細は公表していないようで。自分も最初は「ざっくりとでも公表してくれよ…」と思ってたけど、先にあげたクルーズ船や和歌山県の、ニュースでの扱いとかを見ていると、公表しないのは正解かもと思いなおしたりしています。
ともあれ、発症した方々の快方を願っております。
さて本題。
最近、狩谷さんの原稿が進んでおります。
ここにきて、まさかの頼もしいアイテムの存在に気が付いたからです。
それがこちら。
タチカワの新ペン先です。
このブログ長い方は見覚えがあるかもしれません。実は数年前にも使っておりました。これで何本か漫画も描いております。(例えばこちら→
https://littledipperinn.blog.shinobi.jp/Entry/544/ )
ですが、ほどなく使わなくなっておりました。なぜか。
にじむからです。
デジタル仕上げなので、気にしなきゃしないでもいい話ではあるんですが、どうも気になっちゃってダメでした。モデルチェンジしたというのは知ってて、一応買いなおしはしたんですが、新しく開ける気になれず、古いタイプのを試行錯誤したうえ、最終的に使う頻度は減りました。
ところが。
先日のコミティアで、原稿用紙買ったんですよ。
で、いろんなペンで試し書きをしまして。その時に、ついでに新ペン先もやったんですね。あの時買っていた、モデルチェンジ版です。
したら…前とインクの乗りが違うんですよ。にじまない!
え、待って、これもしかしてと狩谷さんの原稿にも使ってみたら、こちらもにじまない。
うそ、マジ? ちょっとー!
写真でどれだけ伝わるかわかりませんが、乗っけてみましょう。
↑ちょうど狩谷さんで似たようなアングルがあったので、この二つで。
↑こちら、8年前に描いたはいいが色々あってお蔵入りした原稿の狩谷さん(先にあげたブログ記事で描いてた漫画です)。新ペン先で描いてました。鼻の下やあごのあたり、襟元など、ジワジワしたものが出てるの、見えますでしょうか。
↑こちら、現在の新ペン先で描いた新作の狩谷さん。インクの乗り方が、つけペンとほぼ変わらない。あと、これは私の描き方が変わった可能性もありますが、新しい方がタッチが出やすくなってるようです。
ほかにもこの原稿8年も前かよ(某アカウントで9年と書いてしまったけど、数えなおしたら8年だった恥ずかしい)とか、狩谷さんちょっと若がえったなとか、横顔の描き方変わったんだなとか、ペン以外にも色々ありますが…ともかくこれは使える。使える! にじまなさ過ぎて最高!
欲を言えば、髪とかもう少し細い線が描けてくれるとありがたいんですが、そこはたぶん新ペン先スクールとか買えば解決しそうにも思う(今使ってるのはG)。
丸ペンが、どうしてもペン先摩耗しやすい&メーカーによって線が違うため、絵の統一感が出にくくなったりしてて、そういうのもあってシグノとか、マルマンルーズリーフ+万年筆で漫画描いてみたりしてたんですが、とうとう原稿用紙でも理想の線が描けるのではこれ。
いや~…モデルチェンジしたってどうせ同じだろうと高を括ってたのが悔やまれる。あと、マルマンのノートとの相性が悪かったので諦めてたのも悪かった。原稿用紙との相性はいい、というか、格段に良くなってた! なんということだろう。
長年放置してたためにインクが濃縮された結果にじまなくなった可能性もゼロではないですが、コミティア後ずっと使っていて特に詰まりもしないところみると、おそらくこれがデフォルトではないか…と思いたい。待ってた…こういうカートリッジ待ってた…。
実はですね、墨汁に近い顔料インクであれば、例えばこれまた一時期よく使ってた、プラチナのカートリッジとか、すでにあることはあるのです。実は新ペン先にプラチナのカートリッジがつけられる、という裏情報も教えていただいたことがあります。
ただですね…残念ながら、これはこれでにじんだのです。
↑以前、プラチナ万年筆preppy0.2+カーボンインクカートリッジで描いた、早乙女漫画の一部。
やっぱり、顎のあたりとか微妙にじわっと来てるんですよ…下書きしないで描けばにじまないんですが、下書き描いては消し描いては消し、だと、どうしてもにじむようになっちゃうんですね…。
あとこれはインクと関係ない話ですが、強弱が比較的つけにくい万年筆なんですねpreppy。筆運びはなめらかなんですが、その分クセがつけにくい。文字とか背景とかにはいいんですが、目立たせたい人物を描くと、ちょっとのっぺりする。
↑の早乙女漫画でも、太くしたかったりアクセントつけたかったりする所は後から加えていました。時間かけて作画できるならそれもアリなんですが、強弱で一気にいけるパイロットのペン習字ペンやカクノの方が、どうしても早く描けますね…。
まあ、今までも散々いろんな筆記具を試してきてますし、今後ずっと変わらないと断言はできないんですが、とにかく今、私の中では新ペン先が熱いし、これのおかげで今ちょっとだけ原稿が楽になってることに、心から感謝する次第であります。
また、パイロット万年筆やプラチナ万年筆も使わないわけではなく、実際マルマンノートなど適切な場で使えば、廉価版でも最高なので、これはこれで使い続けるつもりでございます(ただパイロットは顔料インク出してほしいなー前にノート濡れてしまったら絵がにじんじゃって大変だったんだよなー…なー…)。
どうぞよろしくね。
1. 全然ちがうんですね~。
チラシマンガ更新されてて、うれしかったです♪
マンガペンなんてあるんですね!
こういうペンとか万年筆だと、手が真っ黒にならなくてよさそう。
それにしても、にじみ具合が全然ちがくておどろきました。
進化してるんですね~。
新しいのは、にじみもないし、抜きもキレイに出ててつけペンぽいですね。
色々試してるさんがつさんのレポート参考になります^^
P.S
今日から、ブログもツイッターも復活したのでまたよろしくお願いします^^
https://stellalalan.seesaa.net/