久々のダブルヘッダーです。
(まとめるタイトルが思いつかなかった、ともいう)
(1/19一日目の追記というか間違いのお詫びというか)
* * * * *
旦那が急に休みを取れることになり、久々にどっか行こうか、ということで、サイクリング決行。
今時期にかよ、と思うかもしれませんが、この辺はそんくらい暖かい。
行く先は、聞いた話だと、歩いても行けるらしいといういわき公園です。
…自転車で、坂を3つくらい越えて、1時間くらい…うひー、自転車が逆につらい!
自分は上り坂のたびに自転車降りてましたが、旦那はずーっと乗りっぱなしでした。
自転車専用の車道もあったけど、なかなか狭くて厳しい道かも。
で、いわき公園の手前には、「いわき市暮らしの伝承郷」という博物館があります。
ここにも行ったことがなかったので、さっそく入ってみました。
パンフレットの表紙に「Iwaki City Museum of Folklore and Traditional Housing」と、長い英語名がありましたが、こっちの方が施設の中身がわかりやすい気がする。まさに民俗と伝統的住居の博物館。
常設展示、企画展示があるけど、メインは外。移設された古民家があります。
常設展示では、いわきの昔の行事や慣習などのほか、江戸から現在までの家の中を再現してたり、当時の資料を展示していたりします。入り口には村境が再現されているらしく「ここが境目ですよ」な碑や飾りがあります。
で、カラクリじかけの解説で、長い数珠の話が少し。天道念仏という土用の丑の日に大勢で長い数珠を繰る行事があるらしいですが、そのほか十九夜講でも、安産祈願だったかで数珠を繰るらしいです。音声がついてて、「ナンマイダンボ」とリズミカルに歌われてましたが…もの凄く深いのか長い数珠。
各地の古民家を紹介してるコーナーもあり、アイヌのチセも出ていてなつかしい心地がする(少し勉強していたことがあるのです)。
時代ごとの家の中の再現コーナーで、現代のところのマネキン(有難いことにあまりリアルなやつではなかった)プレステやってました。
企画展示は、全国の町屋の模型が紹介されていて、そちらも面白かったのですが、最後の最後に、なぜか天上の通気口からカマドウマが降ってきて(旦那が目撃した)そっちに全部持ってかれた形に。すみません。
さてさて、メインの外。
←入り口に立っていた彫刻とみかん。
例によって、写真を撮り忘れて少ないですが、いわきで江戸後期~明治初期に実際に建てられ使われた古民家が5件、こちらに移設されてます。北海道でいうところの開拓の村みたいなものです。
本当に村みたいに作られています。
写真にあるとおり、家の前には畑もあるし、庭もあります。干し柿も干してあります。水田や池もあり、お祭り広場の奥には、小さな鳥居とお社がありました。入り口から見て手前に3件、奥に2件家があるのですが、その間の道には道祖神らしき石碑があったり、小山の入り口に細い注連縄や輪にした簡素な注連飾りなんかが飾ってあって、村や山の境目まで再現してるんだなあと。
もちろん家の中も再現。繭玉かざってありました。あがることも出来ます。ああ、上に電灯がない!(←意外にビックリします)
パンフレットによると、この中で七夕やお月見、稲刈りやじゃんがらなど、年中行事も行われるみたいです。今月20日にはエビスコ(恵比寿講?)があるみたい。うーん、どんなだ。
見ている人が他にいなかったので(畑の手入れしているボランティアの方がいました)なんだか不思議な感じでした。旦那が、小山で鳥とも違う、動く影を見つけたけど、タヌキかなんか棲んでるのかな。
で、伝承郷を後にしたものの、民家に上がったりしてたら予想以上に体が冷えてしまい、いわき公園は入り口に入っただけで断念。サクラがキレイらしいので、今度は春にでも。
近くのエブリアとかいう店に寄り道して、帰り道のトンカツ屋で遅い昼食を食べて帰ってきました。
(1/19追記:
ええと、旦那に聞いたら、エブリアでなくてラパークというところでした。ごめんなさい。エブリアはもっと遠くにあるお店でした。
それと、20日にあると書いてあったエビスコですが、その後ホームページで確認してみたら、行事案内に載ってませんでした。パンフレットには書いてあるんだけどな。うーん、なんなんだろう)
* * * * *
で、次の日。やっぱりというか、寝坊する(汗・ごめん旦那)。
あわてて郷土の歴史・文化財講座に行く。
今日は主にお寺と浄土思想と、その影響を色濃く受けた文化財が色々。
以前、一度目の見学学習で見に行った専称寺、というお寺の話も。見学したときは、本当に重要文化財ですかというくらいその…なんというか昔のそのままな…お寺でした。
(後で知りましたが、専称寺、というお寺は全国に数多くあるみたいです。ここではいわきの専称寺の事です)
浄土宗名越派、という宗派のなかの檀林(お坊さんをよりよく再教育するお寺)で、奥州総本山(つまりトップ)にまでなったけど、明治政府に末寺(先生曰く「フランチャイズ」専称寺は檀家を持たず、寺で育てた僧を派遣し出来た末寺からのロイヤリティで成り立ってたそうな)を切り離されて、たちいかなくなり現在に至る歴史でした。
見学学習のときも話はされてたんですが、ようやく飲み込めて来ました。ごめんなさい先生(汗)。
今はもう、総本山でも檀林でもありません。
専称寺は、梅の名所としても有名です。
確かに、見に行ったとき、沢山の梅の木がありました。早く咲く名所のひとつらしいです。
…ふと「東風吹かばにほひをこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ(菅原道真)」とか短歌詳しくも無いのに思い出したけど、怒られるかもしれない(どっちに?)。
その後、妹夫婦が尋ねてきてくれて、短時間ながら色々話す。おお!ありがとう!
というわけで、2日連続で完全燃焼で充実なのでした。ふふふ。
1. 無題
こちらこそありがとうございました。
今度は東京にも遊びに来てください。
といっても、部屋はかなり汚いですが・・・。
姪っ子モモにも会えますよ。
Re:無題
機会ありましたら、今度ぜひ遊びに行きたいですよ。そのときはどうぞよろしくです。
モモちゃんにもまだ会ったことありませんしね。楽しみ~!