昨日、講座の見学学習に行ってきました。
今回は湯本方面、お寺メインです。
やはり、歴史のあるお寺は、そこへ行く道が狭かったり、にもかかわらず側溝があったりで、バスの運転手さん大変だったと思う。
そして、つっかえ棒1本で補強されてる門(傾いてます…)があったり。それ文化財とか以前に建築物としてマズイよ!なんとかなるといいのですが…。
御代の大仏、禅長寺(本尊は年に一度しか見られない。解説をしてくださったお坊さんにお札を頂きました)、能満寺の木芯乾漆虚空菩薩(この作り方のものでは東北唯一とのこと。先生が像にめちゃくちゃ近寄って写真を撮ってるのをハラハラして見た…先生、学者だなあ)と、見学していく。
能満寺の石碑の中に、沖縄のエイサー創始者の碑もありました。出身がこの辺だそうで。いわきのじゃんがら念仏踊りとエイサーは、「なんか似てる」以外にも接点があったのね。
公民館で、お漬物をいただいたり、果物をいただいたり、パンをいただいたり、お礼にチョコをあげたりのお昼ごはんはあっという間に終わり、午後の部。ところで、あまりにも皆さん撤収が早いのでビックリしたのですが、撤収の速さは男性の比率によるのでは、とおっしゃった方がいて、なんかすごく納得。そうかー。
午後は、まず考古資料館(スパリゾートハワイアンズのそばにあるので、▼ウロコ模様の建物を見たことある方がいるかも)。
なんせ、講師の先生が実際に見つけたり修復したりしたものがあるもんだから、ここでの講義は熱が入りまくりでありました。館内を案内してくれた館長(先生とは知り合いらしい)も、同じように熱を入れて、それぞれ別々に講義をはじめるので、どっち聞いたらいいんだか悩むよ~(苦笑)結局時間が足りなくて、後半駆け足。2階には、実際に修復作業場があって、見学できたりするのです。また、現・いわき駅前周辺(平城の濠があったらしいところ)から出た瀬戸物の破片などもテーブルにずらっと並んで修復を待っていました。1時間くらいあっても足りなかったよきっと…あああ。入場無料だし、また来いということかもしれません。
勝行院の釈迦如来坐像と阿難・伽葉立像。
本来は釈迦如来の両脇は文殊菩薩に普賢菩薩が一般的だそうで、お弟子さんを両脇に置いているのはちょっと珍しいそうな。ちなみに、文殊・普賢菩薩も新しいのが置かれてたんですが、先生は最近の仏像の決まりを知らないで作られる仏像に苦言を呈していた…こんなところで言ってていいのか心配になりました。
惣善寺の阿弥陀如来坐像。
木製なので、以前はずいぶん痛んでいたらしいですが、こちらは無事修復されたそうです。
今までのお寺もそうでしたが、外に小さなお地蔵さんとか碑が沢山ありました。半跏(座って片足を下にたらしている)のお地蔵さんもはじめてみたのでビックリでしたが、蜘蛛供養塔という小さな碑があって、それは今でも謎です。
ふと気が付くと、横の断崖に、仏像らしき像が彫られてました。
どこで見たかが思い出せないのですが、どこかの本堂の壁に、長い長い長い数珠がかけてありました。
そのときは「長いなー」くらいの感想でしたが。
ええと、昔漫画で見た記憶しかないので、うまくググれずはっきり調べられませんでしたが、ひょっとして講(念仏講?)に使うんでしょうか。輪状に座ったみんなで長い数珠を持ち、念仏を唱えながら数珠を回していくというのだったような。ご存知の方ご教授くださるとありがたいです。
あと、あちこちのお寺で見たのは「十九夜」「二十三(旧字もあり)夜」の碑。後者は惣善寺で勢至菩薩を祭るとわかったのですが、十九夜のほうは…ググってみると、どうも安産祈願のものらしいけど、地域差があるらしいし…うち本当に検索下手だな。図書館の方が早いかな。ごめんなさい中途半端で。勉強します。
というわけで。
…すみません写真ありませんが(学者になれない自分)楽しかったです。
いわき、深いぞ!