ご無沙汰しました。三月です。
今日は天気がよくありません。私の調子も残念ながらよくありません。
でも今日は特別な日です。
1999年9月22日に発行した「森村さんのなやみごと」から「狩谷さんの相談日誌」シリーズが始まりました。
全5作まで描き、結婚後は「狩谷さんの相談記録」として、仕切り直して描き始め。
現在、7話目の連続シリーズを執筆中。
例によって、お蔵入りとか描きかきとかもあります。
全部で15冊。プラスチラシ漫画や落書き漫画などもあれこれ。
寡作だと思う。一年に一作できてすらいない。
でも、そんな亀の歩みで20年。
20年、描き続けました。
(以下、某アカウントやポイピクで出した、20周年記念連続絵です)
当初は、まさかこんなに長々と描き続けることになるとは、思いもよらず。
狩谷さんの下の名前もろくに決めてないっていう。
でもなんとなく描き続けた。
最初はただテレビで見た、中学校に開設された「心の教室相談員」に興味を持って、でも勘違いして小学校に配置して(苦笑)(ちなみに心の教室は旧シリーズを描き進めてる間に縮小されたうえに廃止になりました…)。
結婚後、描き進むにつれ、ぼんやりとしか考えてなかった展開を本気で考えるようにもなり。
(↑の写真を撮るに当たり読み直したら「あ、この辺から先の展開考え始めたな」「このあたり、まだ設定が固まってないで描いてる」とかも分かって苦笑することしきり)
アガツマ先生という、自分にしては破格のキャラクターが生まれたのも大きかったのかもしれない。いまだに描き慣れないけど、とても感謝してます。
狩谷さんシリーズの感想をいただくとき、不思議と「この人よかった」と言われる率が高いのが作者ながらに不思議ですが、とてもありがたく思ってます。
なんか、当初の設定からどんどん勝手に走ってる気もします。大変ですがありがたいです。なるべくアガツマ先生に脳内で文句言われないように描き進められたらと思います。
村森さんも、実は地味に変更したりしています。ずっと紆余曲折しています。
その昔、非常口のマークに女性のシルエットが使われてたものがあった、とテレビで見た時、運命のようなものを感じましたが、肝心のその非常口の画像が見当たりません(涙目)。あれは夢だったんでしょうか。
ちゃんと美人に描けてるんでしょうか。毎回心配になります。なるべく美人に描きたいんです…よ…。
このまま考えてる設定のまま行けたとしたら、色々描くのが大変なことも多くなりますが、頑張って描きますので、最終回までどうかよろしくお願いします。
某ミステリ小説のキャラクターのイメージを基にしたはずなのに、背は小さいし横に太いし、描くほどにかけ離れて動き出してくれた狩谷さん。通して読むと狩谷さんも地味に変化してて、最初は積極的に動くことは少なかったのが、今やポットで戦うおじさんになりました(汗)。
描き進むにつれ、少しづつ自分を出してくれてありがとう。若白髪(気が付いたら年齢設定が40代後半から40代前半にシフトしていた…)・バツイチ子持ち・家電屋と相談員で実質年中無休生活という、なんでそういうことになったのか作者でもよくわからない多忙な人になってしまったけど、くじけずにいてくれるから、私も折れずにいられます。ありがとう。
20年、牛歩で亀な作者の歩みについてってくれて、本当にありがとう。
今描いてるのは少々手ごわいですが、がんばります。
決して技術的にもスタミナ的にも万全とは言えない作者ですが、最終回まで、どうか引き続きおつきあいしてくだされね。